2019年にデビュー40周年を迎える長渕剛が、「英二」（1999年）以来20年ぶりに映画で主要な役を演じる作品です。人情に厚い大工の匠、川崎信吾というキャラクターに焦点を当てています。彼は年頃の娘と堅実な妻と共に幸せな生活を送っていますが、魅力的な女性にはどうしても弱点を見せてしまいます。ある日、彼が現場で仕事をしていると、保険会社の営業ウーマン、池田芽衣が通りかかります。芽衣は一人息子の龍生と暮らすシングルマザーで、川崎は父親を知らずに育った龍生のことを気にかけていました。そんな龍生に対して「俺が男にしてやる！」と、半ば強引に関わろうとする川崎と、その関係は次第に深まっていきます。そして、川崎は芽衣と龍生のために家を建てる決意をしますが、その前に龍生の父親を名乗る男が現れるのです。やんちゃで情熱的ながらもどこか憎めない主人公、川崎を長渕が演じます。監督は「TRASH トラッシュ」「アラグレ」の権野元が務めます。