実写映画化される「ナナとカオル」は、センセーショナルなテーマを持つコミックで、高校生のSMレッスンを描いています。この作品で主人公を演じるのは、グラビアアイドルの永瀬麻帆と、「仮面ライダー響鬼」や「龍馬伝」で知られる栩原楽人です。「ナナとカオル」は「ヤングアニマル」や「ヤングアニマル嵐」（白泉社）で連載中の人気コミックで、隣に住む幼なじみの高校生ナナとカオルが、偶然にもお互いの性癖を知ってしまうという純愛ストーリーです。長期にわたるオーディションの結果、ナナ役に選ばれた永瀬麻帆は、映画初主演にもかかわらず、SMプレイにのめり込むナナを見事に演じています。カオル役の栩原楽人は、若手実力派として注目されており、不器用でまっすぐなカオルを魅力的に表現しています。主演の二人のフレッシュなキャラクターと、原作の持つフェティシズムを、切ない思春期の雰囲気で包み込んだのは、「ユメ十夜」や「ねらわれた学園」の清水厚監督です。音楽はGOMESTHEHITMANの山田稔明が主題歌と共に担当しています。純愛とSMという相反する要素で結ばれた高校生の関係が、どのように実写化されるのか注目されています。2011年3月12日（土）、渋谷ユーロスペースで公開されます。