『スケバン刑事』というタイトルで、テレビシリーズの終了後、その後日談として制作された作品です。この映画は1987年2月14日に東映系列で公開され、『スケバン刑事』シリーズとして初の映画化作品となりました。放映中のテレビシリーズ第3作『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』のキャラクターも引き続き登場し、二代目サキ（陽子）と三代目サキ（風間唯）の共演が話題を呼びました。劇中の後半で二代目サキは、通常の4倍の重量を持ち、16倍の破壊力を持つ「究極のヨーヨー」を使用します（右手で左手首をつかみ、大きく反動をつけながら投げるのが特徴です。そのため、陽子は右脇部にプロテクターを装着しています。そして、このヨーヨーはドリルのように回転します）。ヨーヨーを武器として使う特性上、使用者に大きな負担がかかるという諸刃の剣で、自らも傷つきながら強大な敵と戦う姿が見所となっています。さらに、校長服部の正体がサイボーグであるという設定も含まれており、戦闘中に剥離した皮膚から金属製の内部が露出しました。メカ部分のデザインには出渕裕が関わっています。同時上映は『カンフーキッド 好小子』でした。　　スタッフ